臨時回線構築。

 義弟は一ヶ月遅れで帰国する予定で、その間の一時的なインターネット回線の確保をどうしたらいいか相談されていた。
 数ヶ月程度滞在するなら義妹宅が契約しているCATVのインターネット接続サービスに追加加入でいいのではと思ったが、義弟は今後活動拠点が日本に戻る可能性があるらしく、CATVのような低速回線ではなく光回線を引きたいと希望している。
 俺の地元じゃ、CATV回線が今のところ最速なんだがな…。
 まぁそれはいいとして、安価に光回線を開設するなら、義妹が契約しているauの携帯電話契約をau光抱き合わせのものに切り替えればいい。その辺の説明をしたが、結局実際に工事に至るまでの期間はどうするか。義弟以外はタブレットでWEB閲覧やSkypeチャットができればよいレベルなので、義弟が帰国するまでは俺のIIJmioSIMカードとデータ通信カードで一時しのぎさせるのが手っ取り早そうだ。
 ちょうど、以前環境構築を試みて断念したアイオーデータ製のデータ通信カード専用ルータWM-G54/DCRを手付かずのまま死蔵している。これに使用できるデータ通信カードL-05A(残念ながらこつこつと買い集めていたL-02Cはダイヤルアップ処理をPC側にインストールした専用ダイヤルアップツールに依存する仕様のため使えない)を中古で調達した。
 L-05AとWM-G54/DCRの取り付けと回線接続では、専用ユーティリティでL-05Aに書き込んだ設定プロファイルをWM-G54/DCRでダイヤルアップ先電話番号の文字列指定で呼び出すというちょっとわかりにくい設定方法につまづいたが、いくつかのブログなどの情報で接続に成功。PC等ルータ配下に接続させる機材はWi-fi経由になるが、SSIDの隠匿ができないのが気にかかる。
 とにかく、こうして事前準備しておいた機材一式を義妹宅に設置し、義妹や姪のタブレットスマートフォンでWEB接続ができることを確認した。
 やはり速度が遅いとの指摘はあったが、メールやWEBサイト閲覧には十分な様子だ。後は義弟に任せることにする。