安定しないMZK-W04G。

 CATVとアパート内に構築してあるLANを接続するため購入したPlanexのMZK-W04Gが安定しない。
 設置の時点で、初期セットアップに使用するプラネックス・ネットワークマネージャがNZK-W04Gに接続しにくい障害が出ていた。
 これは最初作業に使っていたThikPad X60に代えてThinkPad X20を使ったりしたが変わらず、デフォルトのIPである192.168.1.1に直接接続してWEBセットアップ画面(プラネックス・ネットワークマネージャが正常に機能した際の詳細設定画面)を開いて全て手作業で設定することにした。
 X60ではAccess ConnectionにW05Kの接続で適用していたインターネット接続の共有(ICS)に関連するネットワーク接続設定が残ってしまい、新しいプロファイルを作成してもMZK-W04Gをルータとして接続することができなかった。後で使うこともあるかと思って残したかったが、ICS向けのプロファイルは削除。
 今まで自宅用ルータの設定ではADSLでのPPPoE接続しかしたことがなく、また契約したCATVではルータ接続はサポート外で全く情報がない。接続時にユーザアカウント情報を必要としないようなので、多分WAN側もDHCPによる接続でいいのだろうと想像したがうまくいかない。これはMZK-W04G上の表記でWANセットアップの通常接続(DHCP)を選択してMACアドレス変更を有効にして成功。
 その後LAN側のセキュリティ設定等を済ませて、どうにかWAN側に出てWEBに接続できるようにはなった。
 早速PlanexのWEBサイトで新ファームウェア1.02.03をダウンロードして適用。
 正常に動作している間は、http://www.speedtest.jp/で測定すると平均して8Mbps出せるなど、そこそこよい速度で接続できる。
 しかし連続稼動でおよそ1〜2時間程度経過すると予兆なしに回線が切断されてしまうことが分かった。この時MZK-W04GはWEBセットアップ画面の呼び出しにも応答しなくなりフリーズしたように見えるが、Pingにだけは反応してreplyを返してくる。WEBセットアップ画面が使えないためクライアント側からリセットが効かず、復旧するには本体の電源を入れ直すしかない。
 MZK-W04Gに何か設定上の問題があるのかと思い設定値を見直したが特に問題になりそうなものはない。稼働ログを見ても不審なものは見当たらない。Planex製のルータがいずれもそうであるように電源を切るとクリアされて電源投入時からのログしか記録されないのでフリーズしてしまうと何の役にも立たなかった。
 狭い木造アパートで電波がダダ漏れになるのは分かっているので無線は最初から殺してあるし、有線LAN側で使用しているHUBを外して各クライアントと順次直接接続してみたが改善せず。
 発症の鍵は稼働時間の経過か、または起動後の総通信量か。切り分けのためにYoutubeで適当な動画を連続して再生し続けてちょっと負荷を与えてみたりしたが、フリーズするタイミングは不定
 CATVモデムBCX280J2がルータ機能を持っていてMZK-W04Gの動作と重複したりしているのか?調べた限りではBCX280J2自身にはルータ機能はないようだ。
 MZK-W04Gでググって見ると、2008年の発売当時から今年の最新ファームウェア公開後に到るまで悪評ばかりであることが判明。とすると設定などの問題というよりはMZK-W04Gの素性の悪さということか。
 これ以上何をやっても無駄のような気がしてきたので、悪あがきせず返品することに決定。