初期不良つか組み立てミスだろ。

 2年ほど前に複数台導入したDELLのVOSTRO 1520の一台。この数日キーボードが「だんだん」効かなくなってきたとの理由で点検依頼。
 キーが一つ反応しない程度ならメンブレン接点にゴミ、複数キーならフレキケーブルが端子あたりで接触不良か。しかし「だんだん効かなくなる」とは実に中途半端な症状だ。
 ちょうど15n0系共通のキーボードASSYを別件修理のため取り寄せていたので、原因切り分けはできなくても流用交換すればいいと思いながら件の筐体を分解して驚いた。M/B上のコネクタからフレキケーブルが半分抜けているではないか。
 キーの打鍵ごときでフレキケーブルが抜けるか?と思ってよく見ると、フレキケーブル端子に貼付された挿入支持用のPETプレートが斜めに貼られていて、コネクタに正しく挿入してロックしても必ず抜けてしまう状態だった。
 同時に購入した同一構成機が当課にも何台かあったのでキーボードを点検すると、やはり同じようにPETプレートが斜め貼りされてコネクタが抜ける直前のものが見つかった。
 組み立て時の作業誤りか?。このままにして返送し交換を求めるべきか…しかしメーカー保証期限は過ぎ、データも保存されまくったものを今さら交換されて環境構築からやり直すのも面倒だ。どうせ作業させられるのはこっちなのだから。

 というわけで全てこちらで復旧しそのまま運用を継続することにした。