意欲のある者。

 夕方、Z君に体調はどうかとLINEを送った。
 休職期間が3月末で一旦満了すると聞いているが、先日少し話をした限りでは治療を続けるも病状はあまり変わらない様子だった。
 自然と復職先の話題となった。間もなく定期異動の発表だが、実際に発表されれば主治医が復職への可否を意見するのですぐ復職できるとは限らないという。
 Z君が去った後の我が係の能率悪化を指摘して、復職先に当係を希望するように言った。励ましというよりは本当にそれが最も係にとってよい配置だと思っているのだ。
 Z君も我が係に戻りたいと希望を出しており、それに備えてファイナンシャルプランニングの勉強中だと述べた。

 それがむしろZ君から俺への励ましなのかもしれないが。