相応の歳に。

 下血については、最近は寒くて就寝時に冷え過ぎたのがよくなかったのだろうと思う。
 実はつい先日、仕事中に急にろれつが回らなくなることがあり、また数日前に打合せたばかりの事項をすっかり忘れてしまったり、目の前にある作業の優先順位を間違うなど個人的に若年性認知症でも始まったのではないかと感じる出来事が続いていた。段取りと物覚えが悪いのは昔からで、それを補うためにこのブログの他にEvernoteでいつでも更新や閲覧ができる日誌を毎日記している。ところがそこに書いたかどうかすら思い出せないことがあり、ボスや係長が必要とする時に即座に返答できないことがあった。ふとそのことを相談すると、もしかすると脳梗塞か一過性脳虚血発作でも起きているのでは?と指摘されて脳神経外科を受診していた。こういう時は病院務めの役得か、時間休みをもらって気軽に診察を受けられる。
 MRI検査の結果異常はなかった。それどころか脳外科医長からは「お前に頼んだ仕事が時々忘れられるのは今に始まったことじゃないし、もしそれが最近多くなったと感じるのなら、それは以前からあったことを自覚できるようになっただけではないか」と身も蓋もない診断をもらうことになった。父方の親戚に脳梗塞で倒れた人が数人いるので異常がないのはありがたいが、鳥頭はやはり生まれつきか。
 診察の際に、本当に脳梗塞なら素人でもある程度見分ける方法があるので気になるなら試してみろと言われたのが、手足に長時間のしびれや麻痺が出たりしていないか、また体の動作の対称性があるかどうか確認するために鏡の前で表情を作ること、もう一つは両手をまっすぐ体の前に伸ばすことだ。表情はまぁ問題ないし、両手は足を含めて思ったように曲げ伸ばしできる。問題は手足のしびれで、言われてみれば今までに何度か急に強い手足のしびれが出たことはあった。
 例えばある時友達と夕食をした帰りに車を運転していて、嘔吐とともに手足がしびれて感覚が失われ、どうにか車を国道沿いの空き店舗に止めてしびれが収まるまで休んでいた。その時は夕食が生物だったのでおそらく食中毒だったのだろうと勝手に結論付けていた。その他、前の職場で勤務中に手足の冷感から急なしびれが始まりしばらくPCのキーボード操作ができなくなったこともあった。そのことは脳外科Drに説明していたが、脳梗塞などは右脳・左脳どちらか一方で起きることが多く、体の左右で異常が同時に起きるのなら脳の器質的な問題は考えにくいとの答えだった。
 では、その時の手足のしびれは一体何だったのだろう。
 それを調べようとPCでブラウザを開いたが、WEBに接続できなかった。CATVモデムを見ると切断状態になっている。先日から不意の切断やパフォーマンス低下が続いていたが、俺がインターネットに接続するのは仕事帰りの遅い時間であり、当該時間帯に接続するCATV加入者が多いために発生しているのだと思っていた。しかしこんな日中から起きているとなるとこちらの環境の不具合が疑われる。M6700にUSB2-PCADPJを介してW05Kを取り付け久しぶりのダイヤルアップ接続で一時しのぎはできるのだが、アパート内の他のPCをWEB接続させるにはさすがに回線が細い。CATVモデム電源の入れ直しなどは何度も試行したし、後はCATV業者に連絡して原因を調べてもらう他ないだろう。
 地元の拠点に電話すると、出たのは時々一緒に飲みにいくMさんだった。症状を説明すると即座にCATVモデムの故障だと断定され、代替モデムを提供しますとのこと。今日は具合が悪く寝込んでいるので後日でいいですよと言ったのだが、Mさんは30分もしないうちにアパートへやってきた。既設のCATVモデムを箱詰めして返却し、代替モデムを受け取ったが取り付けは自分でやらせてもらうことした。本来は宅内に上がって取り付けと導通試験までやらないとMさん的には業務にならないのだが、部屋の中は妻が友人を呼ぶのも躊躇するほどの大変な散らかりようで、妙齢の女性に上がってもらえるような状態ではなかった。
 「とっ散らかってるんでしょ、わかります。まぁ取り付けはGungunmeteoさんならお任せします。後で導通試験やって、ダメだったら連絡しますから」と配慮をいただきながら、取り付け作業を実施。
 取り付け直後に速度テストを実行すると、久しぶりに契約上の最高速度である下り30Mbpsを計測した。あくまで最初だけで、数時間後にもう一度計測してみると数Mbpsまで落ち込んだが、切断されることはなくなったので快適である。
 
 さて、手足のしびれについては脳梗塞以外に頚椎ヘルニア、もしくは変形性頚椎症が疑われるようだ。これは実際、去年副鼻腔炎の治療のために耳鼻咽喉科で頭部の撮影をしてもらった際にDrから指摘されていたことなので納得。先日撮影されたMRIでも頭蓋骨から肩までの間の頚椎部分は怪しく潰れて見えている…。