いっぱいいっぱい。

 グループウェアサーバのデータ保存容量が限界に近い。
 退職した者が残していったメール、複数の人間で共有しているメールアカウント…つまり誰も管理しないアカウントなどのデータを管理者権限で遡って削除。
 当初サーバを構築した業者か当時の担当者の判断で、データストレージのセクタ長をパフォーマンス優先で32KBとしているのが痛い。そもそもメールのデータ量なんて1通1KB以下なのが当たり前で(逆に大きい物は当然ながら数MBというものもあるが)過去のメールを保存し続けた場合の利用効率はせいぜいが70%、もしかすると50%を割っているのではなかろうか。
 これが端末上での話ならパーティション変換ユーティリティで一発解決できるのだが、サーバは曲がりなりにもRAID環境であり手持ちのユーティリティでは手が出せない。一旦全てのデータを退避してから、セクタ長512Bまたは1024Bでフォーマットし直すのが一番単純で確実なのだろうが、確実に2〜3日はかかるのですぐというわけにはいかない。いずれかの週末を潰すしかないか。
 予算があれば、サーバを新調できるのだが。
 I君に急かされるようにしてクライアントPCのセットアップを続ける毎日。事前の計画で納入業者に基本的な作業を済ませてもらったつもりだったが、書いた仕様書から漏れていた多数の作業を追加で行う必要があった。しかし前回は1台あたりの作業時間が4時間程度だったものを、今回は1時間強で完了できるのだから速いもの。