故障機ばかり。

 金曜までにM/B故障で起動しなくなった端末が1台、HDDが死んだ端末が1台、さらにMicrosoft Word2003が極端に重くなって使用できなくなった端末が1台、それぞれ持ち込まれた。受領順に復旧作業を開始したがもちろん金曜日中に終わるはずはなく、今日も作業を行ったが今のところどれも作業完了には至っていない。
 M/B故障の端末は同一機種とのカニバレーションで簡単に復元できるはずだったが、作業中に液晶パネルのバックライトが死亡してしまい、液晶パネルやインバータの予備がなく断念。幸い、OSがプリインストールではなく端末入手後にパッケージ版を導入したものだったため、CPUなどの世代が同じ別の予備端末にHDDをそのまま移植し、不足のデバイスドライバのみ追加でインストールして代替とした。
 HDD故障の方は今までに見たことがない状況で、別PCに接続してCHKDSKやCOPY等で当該HDDにアクセスを行うと、処理が進みHDD上のある一定の領域に差し掛かったところでそのHDDがインタフェースから切り離され以降の操作が不能になってしまう。よくあるUSB-ATAインタフェースを使うと早々にデバイス切り離しに陥るが、ATAインタフェースに直結してもアクセスのリトライが伸びるだけで結局は操作ができなくなる。こちらは打開策が見つからないが、ユーザが必要としていたファイルだけはどうにか回収できたので別HDDでリカバリを行うことになるだろう。
 もう一つ残っているのがWord 2003の動作が異常に重くなる現象について。当該端末では数カ月前から現象が続いていたが、その端末が手元から離れるのを嫌がったユーザが今まで放置していたらしい。状況を調べる限りWord2003本体には何も異常は見られない。なんとなくNormal.dotファイルが破損して起動時の読み取り処理が応答しなくなっているのではと感じる。これは明日にでもNormal.datを削除して試してみよう。