納税!納税!。

 今日は以前勤務していた病院へ。国税庁が推進するe-taxのオンラインシステムの準備を依頼されたのだが、ここは確か2年前に導入要請を受けて以降、作業進捗について何もレスポンスがなかったところだ。いつまで待ってもオンラン申告に切り替わらず、税務署から「いい加減にしろ」とお叱りを受けるようになっていたらしい。結局しびれを切らした税務署から連絡を受けて、俺が作業することになってしまった。
 病院事務局では担当者が異動してしまっており、e-taxについては何も引継されていないようだ。必要な利用開始申請も「話を聞くのも初めてなのだから、やったことがあるはずがない」という。確かに申請後の利用者情報など書面も残っていなかったので、現地作業前に現在の担当者に新規の利用開始申請を済ませるよう依頼しておいた。
 申請完了との連絡を受け出向いて作業を始めたところ、税務署から「過去に申請済みなので新規の申請は取り下げて欲しい」と連絡が入った。書面で申請したなら税務署から返送された利用者IDの通知書が残っているはずだ。病院担当者に前回の申請書類を探してもらうが、やはりどこにもない。
 担当者も前任者に連絡をとって確認してみるが、誰も記憶にないとの返事。仕方なく自分が税務署へ連絡し、申請のキャンセルを依頼した上で既存の利用者IDの忘失による再発行の手続きを行う。
 再交付されたIDが届くまで作業ができず、残りは翌日以降に持ち越しとなった。
 ところで、記録に残っていない前回の申請作業について。事務局内で困り果てている我々へ、事務局次長が手助けするでもなくちらちらと視線を送ってきていた。税務署からe-tax導入の要請があれば最初に窓口になるのは次長の立場であることからして、恐らく中途半端に作業を止めていたのはこの人なのではないか…。