久しぶりの読書週間。

 先日、県都に行った際に街中にあった古書店でいろいろと懐かしい本を買い込んで来て、それからは時間があれば本ばかり読んでいた。その古書店は自分が学生時代にはまだその場所で営業していたが、ブックオフなんぞが進出してきてからは一旦店じまいしていた。
 一番の収穫は二見書房の「第三次世界大戦 一九八五年八月」だった。元NATO軍司令官の著者によって、当時想定されていた展開で第三次世界大戦の推移がまとめられている。高校の図書館にあって冒頭の戦車戦の描写が印象に残っていたが、卒業までに読み切ることができなかったのだ。
 そういえばもう一冊、高校の図書館にあって記憶に残っているのは、挿絵に極めて珍しい日航仕様のTu-114…ソ連製のTu-95爆撃機の民間型の写真が掲載されていた古い数学書だった。当時まだ知識のなかった自分には、前胴からあの特徴的なライト付きトライポッドを生やしたTu-95にしか見えない機体にどうして日航の鶴が描かれているのか、その数学書の中身並に理解できなかった。(その謎はインターネット時代に入ってからようやく解決した)もしその本もどこかで見かけたら即購入するのだがもうタイトルも思い出せない…。
 同じ店で他にも「ヤマザキ天皇を撃て!」も購入。こちらは読むのはもう少し先になりそう。

 この数日は別の書店で購入したハインラインの「月は無慈悲な夜の女王」、それが終わってからはアーサー・C・クラークの「90億の神の御名」を読んでいる。こっちは短編集なので後2時間もあれば読み切ってしまえるだろう。