WN-G54/DCRよさらば。

 アイオーデータ製ルータWN-G54/DCRとauのデータ通信カードW05Kの組み合わせで安定した接続ができなかった件について、今週初めにアイオーデータより同等品が交換返送されてきたので試用してみた。
 2つ(3つ)あった問題のうち、WN-G54/DCRが応答しなくなりLANが切断される現象については今回の個体では発生しなかった。しかし、W05K側の原因による回線切断後の自動接続がされない現象は何も改善しておらず、もうこのまま継続使用する気がしなくなってしまった。
 auのデータ通信カードが使えるルータがこの機種以外にほとんど見当たらず、しかも実際には「つなげることはできる」というレベルの運用しかできないのであり、W05Kの利用を止めて別キャリアのデータ通信カードに乗り換えるか、WN-G54/DCRを返品して別メーカー製の通信カード対応ルータに乗り換えるかの選択になってしまう。
 W05Kの運用停止なら、そもそもルータとしての基本的機能も足りないWN-G54/DCRにあえてこだわる理由などなくなるので、その場合でもやはり別のルータに切り替えるのが順当だろう。
 というわけで、WN-G54/DCRは週末にでも購入店舗へ返品に行くことになる。
 3つめの問題?だった筐体表記と実際に設定されたMACアドレスが異なっていた件は、さすがに今回の個体では問題なかった。
 アイオーデータ製のネットワーク機器において、このMACアドレスラベルの添付誤り(印字誤り)が原因で接続できずトラブルになっていた例、実は密かに多いのでは…。無線LANの場合、ルータ側でのMACアドレスフィルタリングは当たり前の措置であるが、無線LANアダプタ機器側のMACアドレス表記が誤っているなどと、普通は誰も思いつかないだろうから…。
 なお、既にWN-G54/DCRは撤去して全ての付属品とともに返品のため化粧箱に収めてしまっているが、W05Kを接続するために別途用意したUSB2-PCADPJは動作に異常がなく、アパートで新たな主PCとなったFM/Vに接続してW05KをモデムとしWindowsXPのインターネット接続の共有機能を使用したところ、当初WN-G54/DCRを購入した際の目的は相当部分が達成された。
 主PCは常に起動しておかなければならないし、通信速度が遅い問題は付いて回るが、新たなルータを準備するまではこれで我慢せざるを得ない。