要領のよさ。

 フロア改修後の引越しに備えて、施設管理部門・設備業者とLAN工事の打ち合わせ。進捗の遅延が目立ちはじめ、その要因を思って皆で頭を抱える。
 とっくに締め切りは過ぎているのに該当フロアのある部門責任者から一向にフロアデザインが出てこないため作業が足踏み。打ち合わせは今日朝提示されたというデザインの「決定稿」を使って進められた。…が、終了後に該当部門にて不明点を質問しようとするとスタッフが「こんなの知らな〜い。お昼に聞いた時は違う話だったよー」と恐ろしい話を聞く。つか聞かなかったことにする。
 同じフロアでも、プリンタから文書棚の位置ひとつに至るまで30cm刻みで完全・完璧なデザインを提示してくる責任者もいるというのに。
 比較すると違うのは何より要領のよさ。
 片や白紙の状態からスタッフひとりひとりの意見を聞き入れ過ぎて部門トータルでの使い勝手をスポイルしてしまい、ダメ出しの繰り返しで未だに案も決まらない。片や事前に叩き台を作り込んでおきトップダウンでスタッフに案を飲ませてしまったのでわずか一週間で準備完了。
 え?他人の事言ってるお前は要領いいのかって?
 やだなぁ、私はもちろん前者に決まってるじゃないですか…orz