回線品質。

 ウチのADSL回線がようやく安定したようだ。
 ADSLに切り替えたのはもう3〜4年前になるのだろうか。もちろん最初は1.5Mから始まり、去年8Mに変更した。
 しかし、ファイルサーバー代わりに使っているデスクトップPCを全時間運転するようになって、実は接続が一日の内に何度も切断されている事に気がついた。
 始めは、ADSLにはノイズによる回線切断はつき物だと思っていたのだが、周囲のADSLユーザーと比べると自分の回線での切断が余りに多い。特に19時頃から翌06時頃までに多く発生している。
 実際、チャットなどで自分だけがやたら落ち、相手に迷惑をかける事が多く顰蹙を買った。MSNメッセンジャーなど、何もしていないのに切断・接続を繰り返すものだから、メンバーリストに登録してくれた人々からは「在席確認に全く使えない」とお叱りを受ける始末。
 ADSLモデムの電源を独立させたり、回線にノイズフィルタを噛ませて見たり、こちら側で考え付く対応は一通りやってみたが改善しない。
 まぁアナログモデムで接続していた当時と比較すれば圧倒的に快適ではあるし、職場のISDN回線などとも比べるべくもないわけで、そんなこんなで1年近く状況を放置していたも同然だったのだが、家族が皆それぞれのPCで同じようにメッセンジャーを使うようになってからは、職場から帰宅するごとにどうにかするようクレームをつけられる毎日となった。
 順当なところでNTTに電話したが…お問い合わせ窓口には全く繋がらない。
 朝出勤前に昼休みに夜寝る前にと空いたあらゆる時間に電話を掛け続け、ようやく1週間後に電話は繋がった。
 事情を説明したところ、宅内外のノイズ源による回線切れではないかとのこと。宅内ではありきたりな電子レンジ、ファンヒーターや電気温水器などあらゆる家電製品を疑うようにとの説明を受けた。
 また、宅外では近所の電柱に切れかけの街灯はないか、アマ無線をやってるお宅はないか…など、もう個人ではどうしようもない注意点を教えてもらった。
 こちらでもう打つ手がないと返答すると担当者は「じゃぁ、お宅の線を『予備の』に切り替えますね…ハイ替えました。数日様子を見ておかしかったら電話下さい」といかにもなんでもない作業をやった風に言い、電話を切ってしまった。
 そんな簡単な事で状況が改善するのか…疑問に思ったのだが、あれから4日経ち、実に回線切れは激減した。
 これでようやく、常時接続の本当の恩恵にあずかれるのか…?しかし友達んトコはもうみんな光だしなぁ…それにADSLっても所詮8Mだし…。