微熱のうちに。

 前夜から微熱が続いていた。
 HDD RegeneratorSeagateのHDDの復旧作業に手を付けた辺りで、何だか気分がスッキリしないし寝ようと思っても寝付けないので試しに熱を測ってみると37.3℃あった。
 普段の平熱は36.3℃。さて、これは新型コロナウイルスか、持病の炎症か、はたまたただの風邪か。
 土曜日に雪の中を所要で県都へ出かけて、帰路に少し客で混み合った店で夕食を取っていた。そこで新型コロナウイルスに感染していてもわずか24時間で発症することは考えにくい。もちろんそれ以前に感染していた可能性もあるが。
 職場のコロナ禍対策手順では37.5℃を超えると出勤せず発熱外来のある医療機関を受診することになっている。
 まだ僅かに低いところではあるが、3月一杯までに色々しなければいけないことも積み重なっており、早いうちに陰性だとはっきりさせることにして、上司に連絡して休みをもらった。
 電話で総合病院の発熱外来に連絡した。コロナウイルス検査を行うにしても、発熱が始まってから24時間を経過しないと有効な判定ができないので、今日は一日自宅待機して明日改めて受診するよう指示された。
 職場では秋以降に同じように発熱外来を受診した職員が何人もいたので、上司の反応も慣れたものだった。
 今日の午後は俺が窓口当番で、Hさんにも残業させなければならなかったが、D君には当番の交代を、Hさんにも残業許可が出ていることをそれぞれLINEで伝えた。

 さて、急に休みにはなったが、できることがない。
 4月に今住んでいるアパートを引き払うことにしたので、それまでに引越し準備を進めなければならないのだが…入居して10年近くの間に増えるところまで増えた俺の私物が恐るべき物量で俺自身を圧迫するので目を逸していたのだ。
 土曜に段ボール箱やコンテナを少し購入してきていたので梱包できるものがあればやろうかと思ったのだが、急病を理由に休んだのにそんな家事をするのも気が引けたし、実際に熱もあって体を動かすとしんどい。
 結局、今日も荷物はそのままだ。