だいてつどうてん。

 法定休暇を使いきれとのボスからの指示で休むことにしたが、することがない。
 なければ寝て過ごせばいいが、一日終わった後で心が腐るのが分かりきっていたので何か口実を探して出かけることにした。
 ちょうど昨日夜のニュースで、石川県立歴史博物館で開催中の大鉄道展が紹介されていたのを思い出して観てくることにした。
 

 子どもたちの夏休みも後一週間と少しなので宿題の始末に忙しいだろうし、また大人も平日だから街なかから少し外れた場所にあるこの歴史博物館は恐らく閑散としているだろう、との予想は概ね当たった。
 鉄ヲタ少年などほとんど見当たらない。
 むしろわずかに見かけた子連れのお母さんが、息子に向かって○○型の連結器がどうのと詳細に解説しているのを見て、ああ俺が自分自身をヲタだと思うなんて、井の中の蛙以下だなぁとしみじみと思い知らされるのだった。

 展示物にはのと鉄道が運用している「花咲くいろは」のラッピング列車の模型もあった。あれはいつまで継続するんだろうか。確かTさんはお別れ会も済ませたと言っていたが…。

 歴史博物館自身がちゃんと自前の無料駐車場を持っていることに気が付かなかった。
 今までずっと石引駐車場を使っていたじゃないか…。