IP90死亡。

 以前中古で購入していたモバイルプリンタCanon IP90。バッテリー駆動でテキスト出力ならそこそこの品質があったので重宝していたのだが、数ヶ月ブリットの車内に置きっぱなしにしていた。
 ブリットの車検見積もり書をメールで受け取ったので印刷に使用したところ、電源投入後の紙送りローラ駆動時にプラスチックギアが空転するような激しい異音が聞こえてエラー状態となる。症状を見てWEB検索すると、どうもIP90系の持病でギアが経年劣化で割れてしまっているらしい。
 分解してみると確かにギアが真っ二つに割れている。交換部品の入手はかなり困難なので、割れた部分をプラ板などで裏打ちしながら瞬間接着剤で補修できないが試してみたが失敗した。プラスチック製のギア中心部に金属製の軸受けが埋め込まれているのだが、どうやらプラギアが経年劣化で収縮していき金属製軸受けに勝てず自らクラックを広げていっているらしい。
 それ以外はバッテリも劣化は進んでいるが10枚程度の印刷なら駆動できるくらいの容量があり、Bluetooth通信ユニットも増設しているのでこのまま捨てるには惜しい。またヤフオクで数千円程度の同等品を購入して置き換えることにするか…。