患者応対。

 小児科から未収金がかさんでいる患者を引き止めているので督促に来て欲しいと連絡があり対応に向かう。話を聞くと、分割でなら払っていこうと思っているのに、いつも届く督促状は未収額の合計しか記載されていないので払えないと勘違いしていたとの主張。もちろんその時支払い可能な額だけでも十分なので、今日も出来れば少しでも払ってほしいと頼んだ。
 督促事務担当のI君が督促状の額の表記を変えた方がいいのでしょうかと言うが、これは恐らくその場しのぎの言い訳だろうから特に対応しなくていいよと返す。現にこの患者は今日も支払いせずに帰宅してしまった。事情はどうあれ払わない人に対しては、払いやすい状況を作ってあげてもそれほど入金に効果があるわけではない。極論すれば入金手段などより「払いに来るか、取りに行くか」である。
 ニチイの透析科担当者が医事係オフィスの脇で患者に怒鳴り散らされていた。自分もシステム障害の対応で忙しく手を貸してあげられなかったが、マネージャから後で報告を聞くと請求金額の誤り。透析は請求がパターン化しがちで、いつもの通りと思い込みでこの日は実施しなかった処置を算定してしまったらしい。
 お金を請求する立場で請求誤りを出してしまうのは論外であるが、今のところこれ以上システム上で予防する手段を講じるのは難しい。やはり人間が注意していくしかないのだが…。