家系。

 自分の作業の間、Skypeで義両親が義妹夫婦や姪と話していた。義父はSkype通話はまだ二度目だが、テレビ電話ができることに何度も感心している。単にお互いの顔が見えるだけで、他に電話と異なることはないのだからさして特別なものでもないのだが。
 姪は今日、友達の誕生日パーティに行くのだとはしゃいでいた。友達は現地の子だといい、引越し後まもなくだがもう友達ができていることに一同安心する。
 と言うことは、もうある程度ドイツ語も話せるようになったということだ。まだ10歳なのに日本語でも英語でも読み書きに全く支障がないどころか、作曲作詞をやって学校で賞をもらうほど。
 できる子だな姪っ子は…。
 元々妻の家系は義父・義母側とも高学歴の人間が多い。妻のいとこには弁護士がごろごろいる。たまに士業じゃないサラリーマンもいて、うかつに安心して話してみると某広告代理店の社員だったり、小さい会社務めですよと謙遜する人によく聞いてみると県内でも名の知れた会社だったり、起業して役員をしていたり。
 こんな中で卑屈にならないよう鋼の精神力を維持していくのは大変そうだ。