Popfile。

 職場の迷惑メールフィルタリングにも活用している、ベイジアンフィルタを用いたプロキシ形式のフィルタ、Popfile
 フリーで使用できるフィルタの中では異色の出来で、一旦使い始めると止められない。
 メールプロキシサーバとするPCの処理性能やメールアプリケーションの受信形式にも左右されるが、ユーザ数が数百人程度までなら十分実用に耐える。
 私物の環境ではThinkPad X60に導入済みだが、車載しているX20でも使用したいと思っていた。
 外部に持ち出してW05Kやダイヤルアップを使用して単独で運用することのあるノートPCでは別PCをプロキシとした運用はできず個々のPCにインストールする必要がある。Popfileはその性格上メモリに常駐するが今まで導入してきた例では常に60MB〜80MBほど消費するため、発売から既に11年経過したX20のような低スペックPCでは厳しいだろう。
 しかし…たまにしか起動しないX20でメールを受信しようとすると未処理が1,000件を超えていることがしょっちゅうある。そのほとんどは転送している携帯メールに送られているspamメールなのだが、それを必要なメールと手作業で仕分けしながら削除していくのは単なる苦行でしかない。
 今夜当直室でX20を起動して改めて数千件のspamメールの山に直面し、やはりPopfile導入は避けられないと決意。早速インストール作業を開始。
 X60と同じバージョンを用意し、またX60で鍛えた辞書DBを持ってこれればいいがそこまで準備していないのが残念。
 普通に最新版をダウンロードしてインストール。分かち書きエンジンに最軽量のものを選択してみたところ、処理中でも10MB〜20MBのメモリ消費量で落ち着いている。これなら何とか常用できそうだ。