利用されてるだけ。

 3日間の連休だが、なか日の今日がイベントの運営ボランティア参加。連休じゃねーよ。
 とある新聞社が企画する県内縦断サイクリングツアーイベントだが、参加者から数万円の高額な参加費を徴収するくせに、運営にボランティアを募りやがる。チェックポイントなどのテントや資材は地元が持ち出しだ。
 理屈としては、行程に地元が含まれていれば新聞紙上にも地域の名前が出るし、参加者にも観光地としての地域を売り込むチャンスができるのだから無償ではない、ということらしい。
 が、今時地方紙の地方面のどこかに僅か数文字名前が出ることが一体どれだけの宣伝効果を持つのか俺にはほとんど価値が理解できない。むしろ事前準備からその数文字を無償で掲載してほしければという横柄さを隠すことがない新聞社の態度が腹立たしい。
 文化事業だのスポーツ振興だのと名目を掲げているが、とどのつまりは自社の営利活動に他ならないのだ。赤の他人やモノをタダで使ってカネを稼ぐ楽な仕事だ。
 俺達を駆り出すのに対価を出せないなら、地元青年団やシルバー人材センターでも地元の人材派遣でも何でもいい、まとまった人手を出せる地元組織や会社に対価を払って人集めモノ集めをしてほしい。巻き込んだ先にカネを落としたくない、集まらない、あるいは無給でないと集めたくない人手であれば自社の全部門をあたって当日休暇の社員を引っ張ってくればいいのだ。
 所詮は愚痴に過ぎないたわ言なのだが。