爽やかな笑顔で。

 昨日はシステム監査の補足説明資料作成と現行システム環境の再点検のため翌3時帰宅だった。
 監査法人から派遣されてきた今回の監査担当者は2名ともシステム監査技術者の資格所有者で、適当な言い逃れは全く無効な強敵。
 こちらは自分と、監査対象システムの利用主体となる部門の担当者2名。この担当者はシステム保守の知識はないので監査の半分は自分が対応することになるらしい。
 こちらの運用実態に曖昧な部分があって説明が回りくどくなると、実に爽やかな笑顔で「では、後ほど実環境で操作を見せて頂くことにして、とりあえず運用尊守を証明する日報等をコピーさせて下さい」
 保守対象機材のうちサーバの一つが対象機器の記載から漏れているのが見つかり、サーバ装備ラック全体を保守していることを確認する書面を提示して代替にできると主張してみたが、「それら機材のうち『特に』注意が必要な機材である、という意図であることをご理解いただいて、基準未達判定とさせていただきます」とあっさり却下。これは自分のミスだ。
 
 今朝も、作成した補足資料を持って少し説明。幸い、システム運用については全ての点で管理者が把握することとなっているが、外部に保守を委託している機器については説明担当者を委託先に任せて良いとのことで、委託先から担当者を招いて説明をしてもらう。立ち会ってやりとりを見ていると、明らかに基準未達の設定が暴かれていって冷や汗が出る。監査の前に潰してくれと直接依頼した問題も未解決、仕様書に記載していた設定項目が異なっていたのが判明したものもいくつか。笑顔で「証拠画面を保存させてください」とどんどんリクエストしてくる監査担当者。
 やめてくれよおい…。