AV機器改修。

 先日購入した機材を取り付けてみた。
 私の部屋のテレビやAVコンポ周辺の配線は、高足式ベッドの下に全て押し込んであるので非常にアクセスしづらい。しかも部屋そのものがどうやったらここまでひどく散らかるのか本人にすら理解できないほどの惨状で、手を入れると重労働かつ大混乱になるのが分かっているので全く作業する意欲が沸かないのだが、職場で作ったCATV用番組を自宅でも時間のあるときにチェックしなければならなくなったのでとにかくテレビだけでも視聴できるようにすることに。
 まずは地デジチューナーKTV-DIGIBOXから。
 想像していたよりコンパクトで接続も簡単、操作も非常に分かりやすい。台湾・中国で製造された機器の場合、日本語対応を謳いながらも実際には書体は全て中国の簡体字繁体字、文章も日本語の語彙をちりばめた外国語という「いかにもアジエンス」な代物が多い。KTV-DIGIBOXもリモコンのボタン名称が明朝体なのを見た瞬間から地雷を踏んだような気になっていたのだが、液晶ディスプレイに接続して操作画面を見ると不安はすっかり消えてしまった。
 問題はアンテナ線と接続してからの受信感度が低い(低すぎる?)点。同じアンテナ線に東芝のHDDレコーダを接続したときは、アンテナ線インジケータは50前後で受信には全く問題がなかった。しかしKTV-DIGIBOXでは「電波が弱すぎます」とエラーが表示され、チャンネル設定もできなかった。大昔に買ったアナログ用のブースタをかませてインジケータの値を53くらいまで引き上げると、極まれに一部のチャンネルが受信できる場合がある…という程度になった。
 リモコンの操作性やその他の機能は必要十分なだけに、自室のアンテナ線の不備が恨めしい。というわけでアンテナ線をどうにかするまではいったん保管とした。
 次に、XRGB-3。HDMIVGAしかないただのPC用液晶ディスプレイに、XBOX360と旧XBOXPS2、VHSデッキ、DVDプレイヤーをまとめて接続するために購入。
 XBOX360HDMI接続なので、XRGB-3を介さずディスプレイに直接接続。
 旧XBOXはコンポジット出力をケーブル変更でD4接続、PS2はRGB21ピン端子でRGB接続、VHSは普通にRCA接続、DVDプレイヤーはD4端子がついていたのでこれもD4接続、これら4つを全てXRGB-3へ入力し、XRGB-3からD-sub15ピンでディスプレイにVGA接続。
 XRGB-3の何がすごいって、各形式での入力がとりあえず8系統(+VGAのパススルーも入れれば9系統)もあって、出力もVGAとDVIの2系統できてしまう点。もちろん映像だけでなく音声も中継できる。型遅れで格安叩き売り状態のPCモニタでも、一般のテレビよりは圧倒的に高画質なので、寿命を迎えるその日までマルチディスプレイとして使い倒すことができる。
 接続し終わってそれぞれ表示テストをしてみると、XBOXはD4の525iで問題なく表示されている。PS2はさすがに直接RGB入力のトリニトロンと比較すると見劣りする。エースコンバットゼロでは目標コンテナの描画が若干にじんで見えているがプレイそのものには問題はなさそうだ。
 ただ…3台もテレビゲームつけてみたはいいが、これでゲームする気力はないな。