機動印刷機。

 続けてプリンタへ。
 CanonのBJ-M40はまずThinkPad X60に接続。昔のCanon製プリンタの仕様がまだ残っていた時期の機種だけあって、モノクロだけ印刷する場合はブラックインクと専用印字ヘッド、カラーも印刷したいならカラーインクと専用インジヘッドを交換してやらなければならない。プリンタ本体だけでなく、Windows側でも現在どちらのヘッドを取り付けているのか指定しなければならない。ここは順当にモノクロ印字設定のプリンタアイコンとカラー印字設定のプリンタアイコンをそれぞれ登録してアプリケーションからの印刷時に選択できるようにして労力軽減。納品時についていたインクが空で、ELECOMの互換詰め替えインクを足したところ正常に印字できた。印字品質は昔懐かしい黒ベタが池になるほど大量のインク吐出があるが、出先でちょっとした印刷をするならこれで十分。
 しかし、M40本体と一応はオプションのオートシートフィーダの結合がなんとなくひ弱で、ノートパソコン用のインナー入りキャリングケースに入れて歩くには不安が残らないでもない…抱えて持つときにギシギシ言うんだけど…。ホームセンターで適当な反発力のスポンジを買ってきて、接続した時にお互いが接する部分にクッション代わりに貼ってみるか。
 次にBrotherのMW-100。
 後継機のMW-100eと比べて1/5のわずか4,000円で売られていた理由が気がかりだが…実物の大きさは期待通りX60と同じバッグに詰めても支障なさそうな大き目のシステム手帳程度。用紙はA7の名刺サイズの感熱紙が入った専用の厚紙製用紙カートリッジが別売りになっている。厚紙製カートリッジは空になっても感熱紙は手持ちのものをA7に裁断すれば補充できるし入手性はあまり心配にならない。残念ながら内蔵電池が劣化した際の交換はメーカー送りのみ。このあたりは、大量に市場に流通している各家電メーカーのデジカメ用充電池などを使い回しできればよかったのに…。充電は専用ACアダプタで行い、本体側はUSBミニAコネクタかマイクロUSB Aコネクタによく似た形状になっている。
 さてさて、用紙カートリッジをセットし、充電を行おうとすると…本体で内蔵電池の不良を意味するアラームが点灯。
 充電できないだけなら印字はできよう…と、ドライバの導入後USBで接続しに印字テストを行った。MW-100の接続は認識しオンライン状態にはなるのだが、印刷を実行するとドライバがMW-100との通信エラーであえなく失敗。
 PCやMW-100の再起動やドライバの再導入などいろいろ試したが、充電異常も解消できず返品交換を依頼することに。残念。