青春の…。

 今月届くのが遅いとは思ってたんだ。
「月刊ASCII」遂に休刊だそうな。
 月刊ASCII、上に書いたように今でも取り寄せて読んでるけど、かれこれ15年以上の購読歴になる。
 始まりは高校生の頃。中学生の頃からMSXユーザーだった私は当然のように徳間書店MSX-FAN、そしてアスキーMSX MAGAZINEを読んでいた。予算に余裕があればたまにLOGIN、POPCOMなども読んだ。
 しかしふと気がつくと、それらはゲーム雑誌としてしか価値がない事がわかってきた。当時の第2次パソコンブームは結局パソコンゲームの裾野をいかに開拓するかというソフトハウスの闘争だったからだ。
 そんな中で、月刊ASCIIを読む奴はそのパソコンユーザーの仮面を被ったただのゲーマー(そして大抵はアダルトゲーマーだったけど)連中と一線を画す紳士だった。
 例えばBUSの概念はこれで学んだ。確かNEC PC-9801のC-BUSと、新しい32bitBUS(結局主流になれなかったけど)の比較記事だった。
 同じBUSの記事でもLOGINあたりだと記事の途中で富士重工のバス工場の記事に摩り替えてしまうお茶目さがあったが、月刊ASCIIは徹頭徹尾真面目だった。
 その後、8ビットマシンの時代が終り、さらにPC-9801からDOS/Vへと主流が移り変わっても、私が読む雑誌がLOGIN・ベーマガコンプティークからDOS/Vマガジン・Oh!PCに代わっても、月アスだけは必ず毎月買っていた。
 最近は、純粋なPC誌というよりはIT総合誌・ハイソオタク誌の様相を呈していて、それでもその味が好きだった。
 
 一旦休んだ後、方向性を変えて再登場するそうで、私はそれなりに期待してます。