コーティング。

 今日は午後から職場の電源工事の立会いの予定。
 朝、寒くて早めに目が覚めてしまった。今さら寝るわけにも行かなかったので、ブリットに付いたイオンデポジットの除去をいろいろと試す事にする。
 その時点で考えていた方法は3つ。

  1. 無水アルコールで拭き取る
  2. ウィンドウガラス用コンパウンドで磨く
  3. 鉄粉除去用粘土でこする

 無水アルコールは、一見キレイになったように見えたが、デポジットの輪郭は取れず、拭き取りに使う不織布やスポンジによっては洗車キズがつく場合があった。
 コンパウンドは、ウィンドウガラスの油膜取用だった。一応デポジットは薄くなったものの、周辺が白く曇ったようになった。表面に微細ではあるがおびただしい量の磨き傷がついたのだ。
 粘土もデポジットの輪郭を取るまでは行かず、磨き傷も付いた。しかも、こすり方によっては通常よりもボディ表面にこびりつきやすく問題外。
 結局、どれもイマイチだった。
 実は先日、このことについてコーティング施工店に聞いてみたところ、施工店で使う「仕上げ剤」なら拭くだけで簡単に消せるという。仕上げ剤は小売もしているが買うか?と聞かれ値段を尋ねると何と50mlで1,000円だと。高すぎる。
 WEB上を漂っていると、同じ仕上げ剤を3割安で売っている業者を見つけ、早速注文した。
 それが今日届いていたのだが、説明を読むとコーティング表面を化学変化させてコーティングを固着させるのに使う薬剤であって、どうやらただのクリーナーではないらしい。使った部分は施工直後に戻ってしまうので、完全硬化するまで半月触るなとも書いてある。
 そうは言っても、このデポジット付きまくりの状況を放置する事もできない。考えた末、やはり目立たない部分で試してみた。
 白いペンキのような仕上げ剤をスポンジに取り、30cm四方に塗ってみる。液剤を通してデポジットが健在であるのが見えるので、そのままスポンジでこする。しばらくすると仕上げ剤が固形ワックスのように乾燥してきたが、デポジットは輪郭がしっかり残ったままだ。
 全体としてやや目立たなくなったものの、決して完璧ではなかった。ちょっとガッカリしながら、作業手順に従い付着している余分な仕上げ剤をカーシャンプーで落とし、水を切ってタオルで拭いた。
 すると…先ほどまで残っていたデポジットがすっかり消えてしまい、納車当時の水面のような光沢が戻っているではないか。
 素晴らしい。さすがは50mlで1,000円もするだけあって効果は絶大だ。
 問題は…これから完全硬化までどうやってこのコンディションを保つかだが…。