経験不足です。

 チキンを食べ終わると、義妹夫婦と姪は先に発表会場の文化ホールへ向かった。我々は姪の演奏の時間前に会場に来ればよいと言われ一休みする。
 ところが…義妹からさんざん演奏開始時刻を聞いていたにも関わらず、妻が一向に出かける支度を始めない。義母もしびれを切らして散々せっつきやっと出発できたと思ったら、会場の文化ホールに着く頃には演奏開始時刻ギリギリだった。
 義妹から聞いていた発表会の規模から300mmのレンズがあれば十分だと思っていたが、実際に会場に入ってみると少し望遠が足りなかった。ブリットにはSIGMA 150-600mmが積んであったのに…。昔から「焦点距離が足りなければ足で稼げ」と言われているが、ピアノ発表会の最中にあちらこちらと歩きまわるのは許されない。
 しかも悪いことに、使ったEF70-300mmISのスタビライザのジャイロの回転音がシャラシャラとかなり大きく聞こえてしまう。カメラのキタムラで中古で購入したものだったが、外観やレンズのゴミが極小だったのに安かったのはこれが原因だったか。
 6D本体の静音モードを有効にした上で、多数の父兄で埋まった会場の中でなるべくカメラの操作音が聞こえにくいと思われる隅の方に座って撮影したが、姪の演奏中の表情を撮るにはやはり300mmでは不足で、運指を撮るにはピアノの筐体が邪魔な位置。残念なことがら満足できるコマがほとんどなかった。
 それでも、後で義弟にLINEでサンプルショットを送ると喜んでくれた。そう言っても貰えると救いだが、次回からは同じような発表会経験者の父兄に頼んだ方が確かかもしれない…。