秋葉原へ。

 前夜深夜アニメを見ながら夜更かししていて就寝したのが03時頃。少し早めに起きて電車に乗れば自由時間も増えると思っていたがもちろんそんなふうに起きられるわけはなく、気がつけば09時前。朝食は諦めて駅から電車に乗り秋葉原へ。
 今回、秋葉原で特に行きたいスポットは決めていなかった。適当に裏を徘徊してThinkPadの中古周辺機器やらジャンクなどに出くわせばいいと期待していたのだが、秋葉原ではほとんどの店舗は開店が10時以降。空港への集合時刻が13:50リミットのため正直言ってまともに見物できる余裕はない。
 分かっていて足を運んだのだが…シャッターが閉まりまくった路地裏を歩くのも結構疲れる。たまにヲタ風雨の人々ばかりの長い行列も見かけるが、果たして何を目当てに並んでいるのか聞くのも気が引けて通り過ぎるだけ。
 地味に心にダメージを与えるのがぱらつき始めた雨粒と、割りと多い管財人名義の「閉店しました」のビラ、どうやら同じように彷徨いに来ているらしい同輩的な人と辻々で顔を合わせること。ああさっきも見たよねお互いに同じとこ行ったり来たりしてるだけなんじゃない?と思われているような気がしてきて足の動きも鈍る。
 途中でモデルかAKBモドキのアイドルグループかと思しき美少女集団に出くわした。白を基調とした制服にミニスカートとニーソという搾取対象がかなり明白なこの女の子達は、道すがらの開店準備中の店員さん達から「何?ご出勤?」などという冷やかしの声を物ともせず、お互いじゃれつきながらどこかに向かって歩いて行く。
 同行するマネージャらしき男性が写真撮影会と思しき会場へ彼女らを誘導して行き、視界から消えた。


 しばらく歩きながら見ていると、前回訪れた時より明らかにメイド喫茶が減っているのに気付く。一時目立ったいわゆる耳かきマッサージ店も1箇所しか見つけられなかった。というか何か全体的に店減ってない?もしかして。
 ThinkPadとThinkCentreの中古を置いた店を何となく探して歩いているつもりだったが完全に空振り。喉も乾いてきたがちょっとトイレを借りたい気分になり、コンビニを探すがそれすら全く見つからない。
 他にトイレを貸してくれそうな店を探すが入れそうなところがない。困惑しながらとぼとぼと歩いているとSEGAの看板を挙げたゲーセンを発見。迷わず飛び込む。