iPad。

 県都に出かけて、SoftBankの店頭でiPadのデモ機を使ってみた。
 この手のタブレットPCは今までにもなかったわけではないが、大抵は操作にもたつきがあって実際に屋外では使いにくいものが大半だった。
 自分がこれまでに使ったことがある類似品?と言えばIBMのTransNote。ThinkPad X20とほぼ同じスペックで解像度が800x600の小さめのタッチパネルスクリーンと、感圧式のデジタイズメモパッドが装備された風変わりなマシンだった。(今主に使用しているThinkPad X60にもタッチパネルモデルが併売されていた)
 同じ処理速度のデバイスを屋内で使う場合は待ち時間が気にならなくても、屋外で使うと待たされている感が強烈になる。特に街角で立ち歩き、通行人の視線にさらされながらなら特にそうだ。
 iPadの場合、動画も静止画も既に保存済みの物を呼び出す限りではもたつき・動作の重さは感じなかった。操作も例のマルチタッチで「直感的なインタフェース」を本当の意味で実現している。
 問題は、キャリアとしてSoftBankに加入していない場合はモバイルPCとしての価値が半減してしまう点に尽きる。