今時512MBでは。

 そのボランティア業務に一緒に参加していたI君が急用で外れ、彼の担当だった写真撮影もやることに。
 I君に持たせていたカメラ機材は俺の私物だったのだが、フラッシュ用の電池や大容量CFはI君がポケットに入れたまま行ってしまったため市の広報担当者に予備CFを借りて撮り始めたが、たった512MBのCFだったため撮影は途中で終了。後は広報担当者が全て一人でやることになってしまった。
 ホール内で歓談する新成人の笑顔を自然な雰囲気で撮れと指示されたのだが、声をかければテンションが上がっている新成人達はポーズを取ってとても自然な雰囲気にはならない。しかしスナップであれ人物を撮るなら声掛けで同意を取るのがマナーだしどうしたものかと思っていたら、広報担当者は声掛けなどせず相手に気付かれる前に望遠レンズでどんどん撮っていた。
 後で聞いたら、市主催のイベントに参加して広報に載るのも暗黙の了解と言っていいだろうし、祝い事で写真を撮られて嫌がる人はいないから…との見解。なるほど。