他の道を。

 デスクトップPCでは、正常稼動するWindows2000環境は全て失ってしまった。WindowsXP環境のデスクトップPCはProfessionalとHomeがそれぞれ1台ずつあるが、レジストリの復旧作業を行う都合上Windows本体のバージョンが異なるのは問題になりそうだ。後はThinkPad X20がWindows2000環境なので、こちらで復旧することができないか考えてみた。
 デスクトップPCと違い、SATAもパラレルATAもない。その代わり、変換集団(http://www.area-powers.jp/product/adapter/powerkit/isu2_m3.html)というUSB変換アダプタが2つあるので、こいつを使って手立てを考える事になる。

 まず障害HDDのパーティションがまだ読めている今のうちに、新品のSATA500GBのHDDをバックアップHDDとして全データを退避する。
 その後で取れそうな対策は2つ。
 障害HDDを全て初期化し、今と似たようなパーティション構成でWindows2000を新規インストール。MBRは一新されるはずなので、その後バックアップHDDから全ファイルを障害HDDに書き戻してやる。今までにも職場のWindows2000クライアントPCで何度もやった復旧方法だ。ただ今回は障害HDDが320GBと、Windows2000発売当時の一般的な上限120GBを超えているため、いわゆるBigDrive対応の壁が足を引っ張る恐れがある。SP4適用済みCDを作っておいた方がいいだろう。これはパーティション障害を解決する事にはなるが、そもそものきっかけとなったシステムハイブの肥大化は手付かずだ。
 もう一つは、障害HDDへのWindowsXPアップグレードインストール。パッケージ版のWindowsXPが販売終了する直前にProfessionalを1本買ってあるので、これを使う。XPを上書しても、システムハイブの肥大化による起動不良が解決するとは限らない。しかしWindows2000では報告が多いloader error 3もGoogleに聞く限りWindowsXPではほとんど見つからないので、期待は持てそうだ。