ブリットのワンセグチューナを交換する。

 家に帰ると先日注文していた新しい車載用ワンセグチューナが届いていたので、10分ほどかけて既存のチューナと交換。
 これまではARIONのDB-200Jを使っていたが、番組表などデジタル放送の付加機能がほとんどないのと、室温によって電源投入しても動作しない場合があったのでいつかは交換しようと思っていた。しかし1.5万円前後の安いチューナには外部入力がない機種が多くなかなか踏み切れないでいた。
 今回購入したのはFOVU SDOT-Z10なるチューナ。
http://www.fovu.jp/isdb-t/product/z10.html
 下位機種SDOT-110について以前使った通販サイトから紹介メールが届いていたが、比較すると実売3,000円ほどSDOT-Z10の方が高いものの、外部入力ラインに自動切換え機能がついている点の考慮してこちらを選択。
 ブリットへの搭載ではこれまでどおり、電源はラゲッジルーム内のシガレット電源からそのまま取り出し。モニタへの出力は以前から利用している純正TVチューナユニット専用ハーネスへ流す。DB-200Jを文字通りそのまま置き換えただけだ。
 映像入力・出力に使うRCAケーブルはDB-200Jでは大き目の筐体にRCAピンをそのまま挿せたが、SDOT-Z10では本体側は全て4極のマイクロジャックになっているため変換アダプタが必要になった。製品には片側端子が4極マイクロジャックのRCAケーブルが2本添付されているが、リアシートやラゲッジルームの床下に敷設した既存のRCAケーブルをどうこうするのが面倒なので変換アダプタで逃げる事に。
 実際に使ってみると、画質はもちろん所詮ワンセグ如きで番組内のテロップを判読するのも困難な事に変わりはないが、DB-200Jよりはるかに音質がいい。DB-200Jではステレオ音声もモノラル同然だったのが、SDOT-Z10ではちょっとしたMP3プレイヤーくらいのまともな音声で、今のところこの点がチューナ換装の最大の恩恵である。その他にもDB-200Jでは画面の表示比率を4:3から19:6に変更しても電源を切ると忘れられてしまうのだがSDOT-Z10では次回起動時もしっかり設定が残っていたり、選局で地域別選択が可能になっていたり、これはあって当然だが簡単な番組表が表示できたりと細かい点で使い勝手がよい。
 受信性能は、双方でほぼ同じポール型アンテナを使用しているので恐らく同等なのだろう。これは長距離を走ってみないと分からないが。

 今の時点で発覚している問題点は外部入力の自動切換え機能についてで、切換えは映像入力があった場合に行われるため、MP3プレイヤーを外部入力した場合など音声しか流れない場合はやはりリモコンで入力ラインを手動で切り替えなければならないこと。もう一つ、私はワンセグチューナの外部入力にブリット側の純正テレビチューナの映像も流しているのだが(EMVでいちいちVIDEOモードとTVモードを切り替えなくても、ワンセグチューナさえ操作すればよくなるので)これが常時流れっぱなしなので、こちらが意図しないタイミングで入力ラインが切り替わってしまう場合がある。
 運用で少し工夫する必要がありそうだ。