今日買ったもの。

 ハードオフで発見。
 SONY製デジタルサラウンドプロセッサ「DP-1000」。本体とACアダプタのみ、2700円。
 光デジタルオーディオでDOLBY DIGITAL PROLOGIC IIとdts信号が入力されたら相応のエフェクトを掛けてマイクロピンジャック経由でヘッドホンに出力してくれるというもののようだ。
 発売は何と2005年10月。
 その場でWEB検索したところ、当時はヘッドホンとセットで販売されていたらしい。その時点で10,000円の廉価オーディオ機器扱いされていたことが当時の各サイトの新製品ニュースで伺える。
 外観は大きな傷もないし紫外線による黄ばみもない。そう、据え置きオーディオ機器のくせにプラ筐体です。
 15年も前のデジタルオーディオなんてどれだけのものだったんだろう。
 PS4のdts出力でゲームのプレイ中の音声環境が向上できるかもしれないと思い購入。
 
 まず車の中で、普段NW-A26と接続しているオーディオにDP-1000を噛ませて視聴した。
 LINE-INアナログ入力を使用したせいか一気に音の広がりが失われた。
 「接続するだけで音が悪くなる」状態である。
 本体電源のオン・オフに関わらずホワイトノイズが鳴り続ける。これは…車載のAC-DCコンバータのせいだろう。
 
 帰宅後、PS4PROの光オーディオ出力端子と接続し、PS4PROの音声出力設定をdtsとDOLBY SURROUNDを両方有効にして動作テスト。
 よく見たらこのDP-1000はエフェクトが「MUSIC」「無効」「CINEMA」の3つしか切り替えできない。
 手元にある音声がdts出力に対応しているソフトはニーア・オートマタ。プレイしながらエフェクトを切り替えて見る。
 MUSICモード。人の声周辺の音域が前に押し出され過ぎて立体感がなくなる。
 CINEMAモード。低音部が強調され、というか低音部だけが強調され、派手な戦闘シーンはより派手になるが他の音域が全く目立たなくなる。
 無効モード。あのホワイトノイズが乗ったまま。そうノイズは電源の問題ではなかったのだ。
 
 というわけで、DP-1000よ君ははっきり言って役立たずだ。
 いや言い過ぎた。
 本体に付いた音量ボリュームダイヤルが操作しやすい。
 なので音量調整専用アンプとして使える可能性はある。