4台めのモバイルプリンタ。

 明日は仕事なので帰路に付いたが、自分の時間がないのも勿体無いので義弟夫婦宅近くのHARD OFFへ寄り道した。
 この店舗の玄関脇には値段すら付かない本当のジャンクが「お持ち帰り自由」で放置されている。
 大抵の場合、ジャンクが置かれると間もなく瀬取りの人々が現れて全て根こそぎ持ち去ってしまう。多分、選別するかジャンク名目でヤフオクなどで売りさばくのだろう。
 なので実際に何かモノが置かれているところは滅多に見ないのだが、今日に限って機材が残っていた。
 KENWOOD製のバブル後に出たものと思われるマイクロコンポ本体とCanonフラットベッドスキャナ、…そして同じくCanon製のモバイルインクジェットプリンタ。おお?。
 プリンタを手に取ってみる。BJC-50vで、俺が既に持っているBJ-M40の一世代前の機種だった。外観に傷はないがゴミ扱いされるのだから致命的な故障があるのだろう。
 印字ヘッドやインクタンクは取り付けられたままだった。どうも電源が入らないらしく、格納位置にあるインクタンクを取り外せないのだ。どれもBJ-M40と互換性があるので、分解しての部品取りに使えそうだ。インクタンクはともかく、印字ヘッドは新品で買うと4,000円ほどしているのでそれがタダで手に入ることになる。ヘッドの目詰りがあっても、最近の機種とは違い熱湯での洗浄に耐えるような単純な代物だ。
 というわけでプリンタは頂いていく。
 ブリットに置いて振り返ると本職の瀬取りらしい若い男性が残ったコンポとスキャナを調べているところだった。幸運だったと思う。