単焦点レンズ。

 夕方少し前に買い物に出かけ、昨日までに届いたGPSロガーM-241と、新しいレンズEF50mmF1.8IIのテストを兼ねてドライブ。
 M-241はPCへBluetooth経由でログが採れるのだが、てっきりFTPかOPPで直接ファイルを取得できるのだと思っていたら、SPPを経由して専用アプリケーションを使わなければならなかった。この専用アプリはログの各種フォーマットへのコンバータも兼ねてはいるが…。ナビなど周辺機器とのリアルタイムリンクを考慮すればSPPを通すのも理解できるが、M-241を単独で使用するシーンを考慮してFTP・OPPでのログ採取を用意して欲しかった。
 帰宅してからログを元に生成した.kmlファイルをGoogleEarthで読み込んだところ、移動経路をほぼ完全にトレースすることに成功していた。樹木以外に遮蔽物がない(強いて言えばブリットの屋根くらい)状態だったが、これが県都など市街地ならどうなるのか興味があるところ。
 EF50mmF1.8IIの方はというと、軽量でコンパクトなためKissDXには向いたレンズだと思った。ただ50mmの単焦点は撮る対象を選んでしまう。特にここしばらくの自分はTAMRON18-50mmF2.8で広角側を多用した風景写真ばかり撮っていたのでかなり戸惑う。しかし逆に言えば、画角内に何でも詰め込んで主目標のはっきりしないものより、画角内に「それしかない」くらい、主眼のはっきりした写真を撮るよい練習になるのかも知れない。
 F値が1.8ということで、KissDXのファインダーでは非常に確認しがたいピンズレが顕著に出てしまった。周辺が相応に明るければMFでも何とかなったが、AFはなぜか一定の幅以下の微細な修正動作が効かず当てにならない。路傍の草花を撮っていて顕著だったが、フォーカスするたびにピント前後5mmのあたりを往復するように感じられた。このためAFを使っていると、AEブラケットで3連バーストをしているとピンズレ画像ばかりを大量に生産してしまう。
 撮れた画像は、さすがは単焦点レンズと感心する出来で、TAMRON18-50mmF2.8と比較すると開放でも色収差がほとんど見られないし甘さも感じない。

 何よりやはり軽いのがいい。バッテリーグリップなしのKissDXとならコンデジ並に持ち歩きが楽だし。