だんだん飲めなくなってくる歳に。

 Z君とD君が仕事で大きな懸案をクリアしたのでその労いのため、係で祝賀を兼ねた納涼会を開いた。
 隣の係のH君も楽しそうだからと同行。
 他の課題のこともあり真面目に語らおうと心に決めての宴席だったが最初からそんな方向に話が進むはずはなく、何軒目かのスナックで気が付けばオッサン5人が全員が喉を潰すまでアニソンを歌い続ける地獄絵図となった。
 というかこの面子で出ると毎回こうなる。H君がいつも娘が観てるからという言い訳をしながらプリキュアCCさくらを歌うので一気に場がおかしくなるのだ。ハイトーンがすごいZ君がX Japanで非ヲタへ立て直そうとし俺も拙いながらラルクで後押ししようとするのにD君が水曜日のカンパネラでぶち壊す。
 
 呑み過ぎた俺は最後の店の座敷に転がって眠っていたらしい。