プリンタ延命。

 出先2箇所から、ハードウェア障害の調査を依頼されていたのを忘れていた。
 どちらもプリンタ。
 一つは端末を交換した後のプリンタ設定がなされていなかったというこちらのミス。リモートでソフトウェアの準備射撃を行った後現地に突撃。
 もう一つは、長年運用してきたNEC製MultiWritter210Sで給紙の傾きが激しく使い物にならなくなったとの報告。
 210Sは俺が病院でやはり長年運用したMultiWritter2300Nや2360Nと内部構成がほぼ共通で、障害回避ならお手の物だ。
 給紙の傾きなら、本体内部のレジストローラが汚損・磨耗して用紙を均一に吸入できなくなっているはず。こういう時は汚損をクリーニングするだけでなく、もはやツルツルに磨き上げられμ値がほとんどないレジストローラのゴム表面を少し荒らしてやればいい。
 キヤノンのサービス氏から分けてもらった有機溶剤を用いたプラスチッククリーナ「キヤノクリーン」でゴム表面を溶かしながら磨いてやるとあっさりと解決。
 キヤノクリーンは指まで荒らし手がガサガサになった。その手をさすりながら、新しいプリンタ買ってくれとの要求をなだめる自分。