ダメージコントロール。

 業者さんとの打ち合わせの中で、出席していたさる担当者氏の業務経験について話が飛んだ。
 「私、昔は護衛艦の艦内通信システムやってまして…」
 『えっ、それは面白そうですね』
 「艦内通信だけじゃなくて、被弾損傷の把握も通信システムと同じように設置するんです」
 「艦内を細かくブロック分けして、センターからブロック端まで迂回経路たくさん用意しながら信号線を艦内一周するように敷設するんですが、そこに常時パケット流しておいて」
 「損傷した部分があれば、パケットは迂回経路を流れて遅延しますので、パケットがセンターに帰ってきたときの遅延の度合いを見れば損傷の有無と箇所が自動的に分かるわけです」
 …遅延の有無は判別できるだろうとは思ったが、複数ブロックからの遅延をまとめて拾ったらどうなるんだろう?。
 仕事とは関係ない横道だったのでそれ以上は聞けなかった。残念。