さようなら小チビ。

 23時を少し過ぎた頃、つまりこのエントリを書く2時間ほど前、実家の愛犬小チビが死んだ。
 振り返ってみれば数ヶ月前から様子がおかしかったというが、先月くらいに近所の犬と喧嘩をして咬まれてケガをするまでその事には家族の誰も気がつかなかったらしい。
 ケガの手当のためにチビの体を調べたところ、腹部にソフトボール大の腫瘍が出来ていることがわかった。
 田舎でもありなかなか動物病院はないが、妹が週に一度は通院させて治療を受けさせた。しかしその時点で既に腫瘍が腹部全体に広がっており、外科的手術も難しい状態になっていたということだ。
 昔飼っていた母犬チビから生まれて10年以上。自分はあまり世話をしてやることもできなかったが、それでもたまに顔を見れば尻尾を振って愛想を振りまくくらいはしてくれたのだ。
 一番かわいがっていた妹が最期を看取って知らせてくれた。
 顔を見に行ったが、闘病疲れもなく、眠っているような表情だった。
 明日、業者に葬儀を依頼するという。