契約整理。

 IS11Tをどうするか、考えあぐねていた。
 既に内蔵ストレージをほぼ使い切っており、アプリのアップデートもできなくなって久しい。
 結局は別機種への乗り換えが唯一の解決策なわけだが、ハードウェアキーボード付きのスマートフォンであることが最大かつ唯一の希望であるにも関わらず、今の日本で該当機種は全くない。
 その代替としてNEC TerrainやBlackBerry Classicの入手に走ったのだが、テスト使用する中で一長一短が見えてしまい、本格的な乗換えを躊躇することになった。これはキャリア&本体のSIMロックが掛かるauであったことが問題だった。もしdocomoであれば、iijmioなどdocomo格安SIMで評価した後何の迷いもなく直ちに移行できたはずなのだが…。
 auと言えば、今auで3つの回線を契約したままとなっている。
 言わずと知れたIS11T、これは最後のガラパゴスケータイだったW52Tをそのまま機種乗り換えしたものだ。
 次にIS02。au初のスマートフォンとして発売された際に購入したものの、店頭で仕様を聞くだけで日常使用に困難が伴うことが予想されたため2台目として試しに使ってみるつもりで契約した。かなり使い倒したつもりだが所詮は日本でのスマートフォン黎明期の代物でありその当時は使えた程度で、現時点でまともに使えるものではなく放置状態。既にWindowsMobile6のサポートをMicrosoftが打ち切っており、対応アプリケーションの入手も極めて困難になっている。画面の表示は俺が持っているどの携帯端末より美しいが、通信端末として使えないのなら単なるコレクションである。
 最後に、今は予備機となったThinkPad X60をモバイル化するために契約したデータ通信モジュールW05K。当時手元にあった全てのPCで共用できるようコンパクトフラッシュ型の端末を選んだのだが、当時実施されていた割引サービスにつられたのも大きい。今でも問題なく動作はするが、その後新たに格安SIM前提に入手したL-02Aを初めとするLTE対応モジュールに比べると通信速度など大きく見劣りする。
 これらを解約するか休眠させて維持するか長いこと考えあぐねて=放置していたが、今後どういう端末を使用するにしてもSIMカード利用の融通が効くdocomoへの移行は避けられない。というわけでいよいよ移行に着手することにした。手始めにIS02の契約をMNPdocomoへ移行する。
 auショップ(当市のauショップは撤退してしまったため、車で片道一時間の隣町まで出かける必要がある…)にてMNP申請を行いMNP番号表を取得しておいた。次に最寄のdocomoショップで手続きをしようと思ったが、その日はあいにく閉店間際の遅い時刻になったので完了できず。
 この時、正直に携帯電話本体は別に準備してあるのでSIMカードだけ欲しいと申し出てみたところ、対応してくれたお姉さんは「最近は白ROM端末持ち込まれる方が多いんですよね。当店ではそのような端末に関するサポートは一切出来ませんが、端末本体なしでの契約も可能ですよ」と教えてくれた。また、念のためいわゆる端末本体無料の機種はあるか尋ねると、旧世代のiPhone6の16GB版と、GALAXYの一部は本体無料で提供可能とのこと。
 
 今日県都の家電量販店に出向いた際に、そこにあるdocomoのサービスカウンターでMNPの手続きを完了し、旧IS02用の回線はdocomoへ移行した。
 ところが誠に(俺の頭が)残念な事に、くだらない抱き合わせ契約に引っかかった。
 端末本体無料のiPhone6 16GB版を併せて購入することにしたが、その際に今ならこれも無料ですよとiPad mini 3を勧められたのだ。
 無料ならいいか…。
 いやいや、回線数を整理するために契約しに来ているのに、増やしてしまってどうするのか。

 結果2枚になったdocomoSIMカードである。iPhone6iPad mini 3用だからどちらもnano SIMなところが悩ましい。
 nano SIM→MicroSIMアダプタを介して、1枚はNEC Terrainへ移動し、iPhone6wifi専用端末としてしばらく俺初のApple製品として操作の練習台に。
 iPadは一旦このまま使用してみる。
 
 忘れないように書き残しておこう。
 au…IS11T、W05Kの2契約
 docomoiPhone6(NEC Terrainへ移設)、iPad mini 3の2契約
 iijmio…L-05A(車載用)、L-03D(モバイルPC用)の2契約