定食屋に。

 N氏は今夜の夕食はがっつり焼肉を食べたいといい、割り勘の計算が楽だという理由で食べ放題の店を順次回ってみるがどこも満席で順番待ちの列が長い。こんな空模様なのに皆よほど肉が食べたいらしい。若い頃のように代謝がよければ焼肉でも何でもいいが、我々の今の年齢を考えるとあまり無理はしない方がいいと思うのだが。
 最終的にやよい軒という定食屋に入ることになり一安心していると、頼んで出てきた定食は千円以下にしてはものすごいボリュームだった。目の前にある分だけでも無理をして食べたのだが、N氏はそれでは足りぬとご飯をお代わりする。お代わりは何杯でもできるというが、よく食うものだこの男は…。