戦車兵向け糧食。

 Z君と凍った夜道を歩いていると、ケーブルテレビ局の灯りが点いているのに気が付いた。
 帰りの足がないZ君にどうするのか聞くと、よければ制作部の部屋に泊めてもらおうかと思っているという。相手は気心が知れているからそれは問題ないが、手ぶらというわけには行かないだろう。
 今も残業しているに違いない制作部のI君の夜食でもと、二人で近くのサークルKに行った。
 そこで見つけてしまったのだ。ガルパンキャンペーンの告知チラシを。

 見つけてしまったものは仕方ないじゃないか。