大災害。

 東北沖の地震津波の被害は壮絶な結果を残してしまった。
 死者数は1万人を超えてまだ増えるのが確実だ。
 福島第一原発では、INESの事故評価基準の最大値7相当とされる史上初の4炉同時事故が発生し、かつて人類史上最悪の放射線事故と言われたチェルノブイリ黒鉛炉爆発事故やセラフィールドの火災事故を超える膨大な放射性物質の環境放出が続き収束はおろか状況の把握さえ満足にできない状況が続いている。
 恐らく数十年のスパンで、一般人の立ち入りが不可能な地域ができてしまう。その対策と復興のために、一時的にでも日本の景気は後退するのだろう。