復元の可能性。

 落下したX60のHDDを取り出して復旧作業を試みる。
 変換集団やウルトラベイスリム用のSATAアダプタで接続してもHDDは認識されなかった。
 格安で販売されていたのを衝動買いした中古のデスクトップPCが標準でSATAインタフェースを持っていたのでこちらに接続したもののやはり認識されない。M/B上に標準装備されたインタフェースで読めなければ諦めるしかないのでは。
 次に、先日仕事で使うつもりで購入してあったeSATAインタフェースPCカード、RATOCのREX-CB15SをX20に接続し、こちらにHDDをぶら下げてチェック。動作速度は期待していなかったが、速度どころかeSATAケーブルで接続した途端X20がフリーズするため作業できず。抜くと復帰するところが憎らしい。
 最後に、REX-CB15Sを借り物のThinkPad z60mに接続して試す。すると素晴らしい事にこちらは接続してもPCは正常に動作しており、しかもホットプラグを繰り返すとときおりHDDがマウントされてストレージとして認識される場合がある。残念ながらドライブレターは設定されるがボリュームのマウントまではできないようだ。
 早速HDD Regeneratorを実行してスキャンを試したところ、読み取り遅延と不良セクタの検出が相当数あったものの、徐々に処理が進んでいく。
 何せ容量は500GBもあるので推定完了時間は60時間と先は長いが、光明が見えた。