シャッター損壊。

 昨夜は眠れないほどの暴風が吹き荒れた。
 明け方になってようやく寝付けたが、どこかでトタン板が剥がされたのか、ガランガランと酷くうるさい。
 日勤に引継ぎする頃になって出勤してきた先輩が「オモテの車庫のシャッターぶっ壊れてるぞ」とおっしゃる。
 相方と二人で出てみると、普段締め切りにして物置にしている車庫のシャッターが糸の切れた簾のようにでこぼこにずれてガイドレールから外れ、いまだ止まない風に吹かれてけたたましい金属音を立てていた。
 偶然、その日の相方は施設保守の担当者だったため、報告書用の写真を撮って二人がかりで応急処置。といってもズレを手で押し込んで戻し、風ではためかないよう重りを置いただけ。