真実性とは何か。

 北京オリンピックの開会式の中継を見ていて、あまりに不自然で流石にコレはおかしいだろう?と思っていたら案の定CGカットだった。
 
http://www.afpbb.com/article/beijing2008/beijing2008-news/2505355/3211733
 同委員会の王偉(Wang Wei)執行副会長によると、8日の開会式での足跡を模した巨大な花火「歴史の足跡」のテレビ放映分の一部は、事前に用意された画像だった。しかし、この「足跡」の花火自体は当日実際に打ち上げられ、また開会式のほかのテレビ映像は本物だったと強調した。王氏は「事前録画したもの」と述べただけで、それ以上の詳述は避けた。
 
 もう見た感じがいかにもPS3XBOXでポリゴン表示したみたいなノイズレスの「不自然な綺麗さ」だった…流石にあれは見た人みんな分かったでしょ?。
 しかし日本のテレビ番組にしたって、格闘技イベント中継ではCG合成を多用している。中国にして見ればオリンピック開会式を現地で見る人間より中継映像で見る人間の方が圧倒的に多い現代では、どちらに訴求するか考えれば特に問題視するような事ではなかったのかも知れないが…。
 
http://www.afpbb.com/article/beijing2008/beijing2008-news/2505357/3211705
【8月12日 AFP】北京五輪の開会式のTV放映でCG画像が使用されていたことに続き、メーン会場「国家体育場(National Stadium)」で9万1000人の観客を前に歌った少女も、振り付けだけの「口パク」だったことが判明した。開会式の音楽監督自らが12日、国営放送とのインタビューで明らかにした。
 
 どうも「虚偽」と「演出」が全く同義になっているような気が。