VirtualPC。

 少し前にMicrosoftが無償リリースしたVirtualPC2004を使ってみた。昔Windows3.1JからWindows95に乗り換えの頃に使っていたアプリケーションで、今のマシンスペックでどうしても使いたいものがあったので…。
 VirtualPCそのもののインストールは非常に簡単だった。むしろVPC上でのWindows95のセットアップが大変だ。何せFD40枚分の入れ替え作業の繰り返し。そう、昔はどんなアプリケーションもこうやってインストールしてたんだよな。
 その後、目的のアプリケーションをVPC上のWin95にインストールして作業完了。無印Pentium133MHzで動かしていた当時と体感的に変わらないか、少し速い?という程度の動作速度になった。VPC環境を構築したPCがPentium4 2.26GHzなので、これがCore2Duoあたりだとまたかなり速く動くのだろう。
 そのWin95上でネットワーク関係の設定をしてしまえば、そこからWEBへも出られる。VPCから、本当にLANへ出ることもできる。VPCとベースとなっているPCとは同じHDDを使いながらもお互いを直接覗きあうことができないが、LANを通してディスクを共有していることにすればデータ交換も全く支障なし。
 ただ残念なことに、私の環境ではCD-ROMをどうしても利用できなかった。FDはうまく乗っ取りできるので理由はわからないが、USB接続のものも含めて異なるドライブを複数使っているからかもしれない。取り外して動くものの切り分けをする元気は今ちょっとない。
 お遊びで、当時はまったWin95版のゲームソフトで手元にまだ残っていたものをいくつかインストールしてみた。
 大戦略マスターコンバットはOK。鋼鉄のガールフレンドもOK…だが動作がぎこちない。JetFighter3やATF GOLDはエラーメッセージも出さずに強制終了してしまう。
 過去のOSを使う場合にはライセンスと当時のインストール媒体が必要になるが、結構実用になるもんだね。今まではWin95・98環境を手元に置いておきたくて、プリインストールされていた当時のPCを予備PCとして動態保存していたのだが、今までのOS環境を全部構築できたらPC本体は1つで済むな。ユニークなハードウェアの場合はそうもいかないが…。