ジュラシックパーク。

 遂に最後のジュラシックパーク。ここでもう16:00頃になっており、ジュラシックパーク前も出てきた客や夜に予定されているショー目当てに場所取りする客でごった返し、スタッフのお姉さんも前に進めない状態になっている。
 と、そこへ一歩前に出る年間パス姉さん…。何をするんだろうと思いきや、いきなりスタッフのお姉さんの手を掴んだかと思うと、入り口を目指して観客の群に突撃をかけるではないか!ドカドカと観客を蹴散らしながらw引っ張られるスタッフのお姉さんも苦笑い。我々も必死に後を追う。客の壁を突破した我々の耳に、ジュラシックパークの施設故障の案内放送が聞こえてきた。すぐ復旧の知らせも届いたが、どうやらそれも混雑の原因になっていたらしい。
 ともかく、カートに乗り込む我々。皆ポンチョを頭までしっかり被り目だけ出して1/1リアルタイプてるてる坊主になっている。それもそのはず場内のアトラクションで一番水浴びをするのがここだと年間パス姉さんが言っているのだ。
 ところが、進んでいっても全然恐さを感じさせない水路めぐり。あれ?こんなもんなのか?ちょっと拍子抜けしながらぼんやりと眺めていると、突然水路が分岐して、恐竜がうようよする基地の中に潜って行き…。
 残念な事にここでまた施設のトラブルが起きたようで、途中でカートが止まってしまい待つこと数分。係員さんの案内放送のあと、内部の演出放送がいったんリピートして復活。ちょっと勢いを削がれてしまう。
 で、ちょっと油断していたら、突然カートが斜め45度で登り出し、次の瞬間ほぼ垂直に落下!
 もはや顔を上げることなんてできません。恐怖のあまり凍りついた我々を乗せて、カートはゴールのプールに突入。何か故障前後でまるで別のアトラクションみたいだった。