挨拶回り。

 挨拶回りといっても実家と義実家だけだが。
 午後遅くまで妻が仕事だったため、まず義実家に18時頃顔を出した。峠道が続く恐ろしいまでの山中にあり、積雪と不十分な除雪のためブリットでは登攀が難しい。
 着くと真っ先に仏壇と神棚にお参りさせられたが実は無神論者で信仰心のかけらもないと正直に言ったら義父はどういう表情をするのだろう。妻には普段から「信者の文字を横に潰せば儲となる」と言って聞かせているので十分理解していると思うが。
 義母が夕食を出してくれた。が、まだ食べ慣れない。実は昔からよその家で出された食事には箸が付けられない質である。何でかと思うのだが、結局は信用できないからということなのだろうか。妻の料理は大丈夫なのだが。
 義父は一緒に日本酒を飲んで欲しい風だったが、車で来ていたのと、日本酒は好きではないのでお断りした。それ以外のところで何か接点を見つけなければ。