鼻腔炎と納涼会。

 日曜に、県外から遊びに来た親戚と一緒に、何年かぶりに海水浴に行った。
 先日購入したコンパクトデジカメDMC-FT2の初の実戦投入というわけで、10m防水の威力を遺憾なく発揮する水中撮影を楽しんだ。
 親戚を見送って帰宅した後、鼻水が止まらないことに気がついた。鼻水というより、鼻の奥に海水がたまって歩いたりうつむいたりする毎にその海水がこぼれてくるといった様子だ。鼻をかんだりして治まるのを待ったがあまり改善する気配がない。
 その夜はそのまま休み、翌月曜日は特に気にせず仕事をしていた。帰宅してからも普通に過ごし就寝。しかし夜明け前に暑さとは違う奇妙な寝苦しさに目が覚めると、枕がしみだらけになっていた。どうやら鼻水のせいらしい。
 火曜日の仕事中、鼻水と併せて妙な寒気とくしゃみが続いたので、海水浴がきっかけで風邪でも引いたかもしれないと思い残業せず帰宅した。
 その夕方、まずは頭痛が激しくなった。正確には頭痛ではなく、顔面痛とでも言おうか。頬と鼻の間の骨の奥がギリギリと締め上げられるような強烈な痛み。鼻水は少なくなったが食欲も全くなくなり発熱も始まった。20時頃には就寝しようとしたが、あまりの痛みに目が覚めてしまう。鎮痛薬としてバファリンを飲むと少し軽快したのでどうにか寝付こうとして苦しんだ。これは病院を受診すべきだろう。
 今朝は午前の仕事を休んで近所のクリニックへ。前の勤務先の総合病院へ行こうとしたのだが、車の運転すら苦しくなってきて我慢できなかったのだ。そこでの診断は「鼻腔炎ないしは蓄膿の初期」。体の抵抗力が落ちている時に不潔な海水が鼻腔に入って化膿し始めているのだろうとのこと。抗生剤と解熱剤を貰う。解熱剤は効果てきめんであっという間に微熱レベルにまで下がった。
 今日は14時からあるベンダーより新システムパッケージのデモを受ける予定だったのでそれに間に合うように出勤したが、話の行き違いでデモ部隊は帰ってしまった後だった。恐縮しながら連絡して改めてデモを実施してもらう。
 終業後に課内の納涼会。自分が幹事だったためこちらも休むわけに行かず、鼻声のまま司会する。炎症反応が強くなったせいか、大昔に治療してある虫歯までズキズキと痛むが、3次会までどうにか粘ることに成功。
 3次会に入った店で、前の勤務先の総合病院でお世話になった元上司や先輩に出くわした。当課には他にも元上司と一緒に働いた人間が何人かいて、酔っ払った元上司に散々小突かれまくって冷や汗を流す。一緒に行った若い子にはその上司を知らない者が多く、元上司が我々に説教している間ひどく白けた空気が漂っていた。
 案の定、酔いつぶれかけた元上司をブリットに乗せて自宅まで送る役まわりになった。残った人間は4次会で飲みなおすのだろう。この時点で0時を回っていたので、自分の体調も万全でないので帰宅。