IS02。

 W52Tはポケットに入れていると勝手に誤発信するようになり、調べるとスライド収納した際にキーロックが外れてしまうのが原因だと分かった。また新しい電池を使っても待ち受け時間が12時間を切るようになり、そちらの原因はauショップでは筐体内部で故障している事例が多いと言われ修理を勧められた。遅くとも2年後にはどうやっても使えなくなる物を修理すべきか考えた。
 新品購入時にはフルスペック携帯として予約してまで購入したW52Tだったが、携帯端末に対しての自分の要求が当時とはかなり変化している。電話であることは当然だが、EZwebなど携帯専用サービスはほとんど使わなくなった。むしろW05Kなどデータ通信カードでThinkPadを持ち出してまで通常のWEBサービスを利用している。
 そういう使い方にはスマートフォンが向いていることはかなり前から分かっていたが、auスマートフォンのラインナップがなかったことと、他キャリアにも十分な機能・性能を持った機種は揃っていなかった。後にiPhoneが登場したが妙にマスコミに煽られたムーブメントのニオイがして手を出すことはなかった。
 この7月にauから初のスマートフォンとしてIS01とIS02が発売されたので乗換を検討し始めた。IS01Android、IS02はWindowsMobileで自分には恐らくIS02の方が使いやすいだろう。
 IS02は従来のEZwebサービスがezwebドメインのキャリアメールを含め全く使えない。つまり、相手からメールサーバに届いたら即携帯本体で受信状態になる、いわゆるプッシュメールは標準では利用できない。
 IS01iPhoneiPadと同様にパネルへの2点接触で拡大・縮小操作ができるが、いかんせん筐体が大き過ぎる。店頭で見ると「たけのこの里」や「きのこの山」の箱と同じくらいでとてもポケットに入れて歩けるようには思えなかったので却下。
 その他、IS02も外部メモリのmicroSDHCが16GBまでとやや少ないことが気になったが、通常のWEBサービスは想像以上に使いやすかったので購入決定。

 運用コストを下げるためには機種変更すべきだが、従来通りの携帯電話でないため数ヶ月様子を見ながら問題がなければ移行することにして、最も安いSSプランで新規契約。
 W52Tはメールと電話のみ、IS02はWEBサービスのみに限定してなるべくコストをかけずに移行できるよう努力しよう…。