原型師。

 NHKで放送してたアニメフィギュア原型師他のドキュメントを途中から視聴。
 何年か前に海洋堂の展示会に行った事があるが、そこで海外の芸術祭で受賞暦もあるという「巨乳から母乳を噴出しながら走る裸のねーちゃん」というインパクト強烈なフィギュアを観た。言葉で書いてもかなりひどいが、どうしてこれを立体化したのかその意図と意味を図りかねる代物だった。
 しかし今日の番組であのフィギュアの制作を発案した芸術家も出演。この人の「原型師さんはヲタクの海を泳ぐ人、私はそれを見てる人」という彼の客観性を強調する言葉で、あの一見メチャクチャなフィギュアの意味がわかったような気がした。
 それにしても原型師ってすごいね。私も飛行機やガンダムのプラモデルは昔はアホのように、今もたまーに思い出したように作ってて、一度だけガレージキットに手を出したことがあるが…組み立てで咬合が決まってるパーツの合わせが接着時にちょっとずれても全体の形が崩れてみっともない出来になるのだから、造る側が要求される精度は凄まじい。
 時間があったら久しぶりに何か作ってみるか…という気にさせられたが、ふと押入れに入ったままのキットを幾つか思い出した。今じゃ組み立てるのも塗装するのもしんどいな…。